
何もかもが不確実な今の時代、人生で何を目指すのかを決めるのは難しいものです。
あなたは、何を目指しますか?どんなゴールを思い描いていますか?
今日は、人生への願いや思いを明確にすることについて、考えていきたいと思います。
「サラリーマンになりたい」という子どもたち

あなたは、子どもの頃、「大人になったら、何になりたい?」と聞かれて、どう答えていましたか?
今どきは、子どもに「大人になったら、何になりたい?」と質問すると「サラリーマン」とか「公務員」だとか答える子が多いんだとか。
サラリーマンも公務員も、もちろん全然悪くないですけど、
「サラリーマンになりたい」というとき「何がしたい」という具体性は全くないですよね。「会社に行って、何するかはわかんないけど働いて、お給料をもらうんだ」という程度のイメージじゃないかな。
つまり、何か「これがやりたい」というものがない。
ただ単に「安定した生活を望みます」ということです。
「何になりたいか」は、「何が好きなのか」

私自身は、子どもの頃、将来の夢を聞かれると、「絵描きさん」「歌手」「看護師さん」などと、その時々の関心事によって、答えはコロコロ変わっていました。
そう、そのときに関心を持っていたものによって、答えが変わっていたんです。
そして、どうやって関心を持つようになったかといえば、TVで見たとか、本で読んだとか、どこかでその職業の人の姿を見たとか、そんなことだったように思います。
そう考えると、「大人になったら、何になりたい?」という質問は、言いかえると、「あなたは、何に興味がありますか?」ということなのです。「あなたは、何が好きですか?」とも言えます。
「プロ野球選手になりたい」と答える子は、野球が好き。「歌手になりたい」という子は、歌が好き。「パン屋さんになりたい」という子は、パンが好きなはずです。
「パン屋さん」に関しては、パンを作ることではなくて接客している人をイメージしているかもしれませんね。その場合は、人との交流に関心があるということになるでしょうか。
「なりたい」ではなく「どう過ごしたいか」

さて、それでは、「サラリーマン・公務員になりたい」と答える子の関心事は、なんでしょう。
きっと、「安定した生活」を思い浮かべているんじゃないかな、ということを、先に言いました。「何をやりたいか」ではなく、「どんな生活がしたいか」ということに、関心の方向性があるんじゃないでしょうか。
「公務員になりたいだなんて、いまどきの子どもは夢がない、覇気がない」なんて大人は思ってしまうけど、きっと、そういうことじゃないんだと思います。
どんな生活をしたいかを考える指向は、「どんな気持ちで生きることを、心地よく感じるのか」を考えることです。
彼らは、「安定した生活」として、どんな生活をイメージしているんでしょうか。
居心地のいいリビングで、ゆったりコーヒーを飲んでいる姿?
犬の散歩をしているところ?
家族そろって夕食のテーブルを囲む日常?
人生の「形」ではなく「気持ち」を見る

さて、本ブログは、子どもの現状を考えるのが本題ではありません。ここで、大人である自分自身のことを、改めて考えてみたいと思います。
私たちは今、とても不安定な時代に生きています。倒産、リストラ等で不意に足元をすくわれることは珍しくない。結婚だって、一生その関係が続くかどうかわからない。
こんな時代にあって、今考えるべきは「何がしたいか」よりも「どんな気持ちで過ごしたいか」の方なのではないでしょうか。
職業や、住居や、家族構成などの「形」は変わっても、
どんな気持ちで過ごしたいのかを知っていれば、生活を充実させることができるはずです。
ワクワクドキドキの躍動感が大事なのであれば、リスクを負って困難にチャレンジする日々は「心地いい」ものになるはずだし、
何ごともない平穏な時間が大事なのであれば、低賃金でも拘束時間の少ない仕事に就くことが、幸せを感じる生き方につながるかもしれません。
自分の心を知るために

どんな気持ちで過ごしたいか。そう言っちゃうと、なんだかふわーっとして実体がない感じになってしまいますね。
気持ちは見えないものだから、とらえどころがない。
でも、アートを使えば、そのふわーっとした「気持ち」を、見えるようにすることができるんです。
「私は何を望んでいるんだろう?」その答えは自分の中にあるんだけど、それを、アートを使うことで、取り出すことができます。
色を塗ったり、絵を描いたり、粘土でも、毛糸でも、なんでもいい。素材を手に取り、触っていくことで、心を「見える化」することができます。
絵は苦手なんです~!という方には、一番のお勧めは「コラージュ」ですね。カタログや雑誌、広告などの写真を切り抜いて貼るだけの方法です。
やってみて、そしてそれを眺めることで、「あー、私、こういうのが好きなんだなあ~」と気づく。そして、自分の好きなものが集合している作品を日々眺めていると、次第に自分の目指すものや願いなどが、少しずつ見えてくるんです。
コラージュについては、こちらの記事もどうぞ。
まとめ
今回は、「どんな気持ちで過ごしたいか」にフォーカスすることと、
自分の気持ちを知るためにアートを使うことについてお伝えしました。
心をアートで「見える化」する具体的な方法は、それこそ数限りなくあって、今からそれを列挙しはじめたら、ものすごい長文になってしまうので、今回はこの辺で。
また少しずつご紹介していきますね。