
朝、草地や植木の葉などが、霜で真っ白になっていました。
私が住んでいるところは海に近くて温暖なので、あまり霜を見るってことがないんですよね。なので、「わあ、霜だー!」っていうだけでも、珍しくて、うれしくなったんですけど、
この日は、もうひとつ発見がありました。

図書館の開館待ちで、しばらく、霜を眺めていたんですけど、
かすかに、「ピチッ」「パチッ」って、音が聞こえてくるんです。
えっ?これって、
し
も
の
お
と
?

霜って、音がするんですね!
初めて知りました。
足元の霜だったら、耳から遠いじゃないですか。だけど、このときは,顔の高さくらいの位置にある植え木の葉を見ていたんです。
そして、この日私がいたのは、人里離れた辺鄙なところにある大学構内で、周囲に人もいない静かな環境でした。
いろいろな条件が重なって、初めて出会った、霜の音。
そんなに長い時間のことじゃない、ほんの数分のことだけど、
この「霜の音」鑑賞は、私にとって、世界を豊かにしてくれるものになりました。
キラキラ輝く、小さな時間。素敵な贈りものをもらった朝でした。