有能な人を見ると落ち込む・・・その対処法

あなたのまわりに、有能な人、すごいなって思う人っていますか?そして、その人のことを思い浮かべたとき、素直に「すごいな」「素敵だな」という、心地よい気持ちを味わえますか?

私はね、「すごい人」の活躍を見ると、悲しくなってしまう方でした。

あなたは、そんな落ち込みを経験したことはありませんか?

活躍する人を見ると落ち込んでしまう

人の活躍が、落ち込みや悲しみとして感じられてしまうのは、なぜなのでしょう。

それは、「あの人のようではない自分」の姿を、そこに見てしまうからだと思います。

 

私は、どうしてあの人のように有能ではないのだろう。なぜ私は、こんなに失敗をしてしまうんだろう、あの人とは全然違う・・・

そんなふうに、自分の不甲斐なさが浮かび上がって見えてしまい、がっくりきちゃうんですよね。

 

誰かが活躍して賞賛される場に居合わせると、勝手に「それに比べて、オマエは」という声が、心の中に自動再生されてしまう。そんな私でした。

 

もちろん、「あの人のようになりたい」と、目標を持つのは悪いことじゃないですよね。

問題なのは、憧れが「自己卑下」につながってしまうこと。「私なんか」と自己否定をする癖、これが自分を苦しくさせていたんです。

落ち込みサイクルから抜け出す方法


だけど今は、だいぶこの傾向は、マシになったと思います。

マシになったと言っても、羨望と自己卑下の感情は、今でもあります。残念ながら、嫉妬心のない清らかな心の私になれましたという話ではありません。

少し変われたのは、その感情とのつきあい方です。落ち込みを感じたときにどうするかということです。

 

自己否定、自己卑下のサイクルを断ち切るために私がやっていることは、すごくシンプル。

①自分に、「いいんだよ」と言ってあげる。

②バタフライ・ハグをする。

この2ステップです。

けっこう効果はあると思うので、私と似たような落ち込みをよく経験される方は、ぜひお試しください。以下に、もう少し詳しく書いてみます。

落ち込んだ自分に声をかける

もし有能な誰かが活躍する姿を目にして、例の羨望と自己卑下が出てきたら、自分に向かって、こんなふうに言ってあげています。

「○○さん、すごいなあ。でも、だからって誰もあなたのことをけなしたりはしていないよ。」
「落ち込んじゃうよね。でも、いいんだよ。」

などです。

 

心の中で言うだけでもいいんですが、

できれば、実際に声に出して自分の耳に聞かせてあげると、さらに効果的です。「聞きたい言葉を耳で聴く」っていうのは、なかなかパワーがあるものなんですよ。

自分に向けて手紙を書くなんていうのも、いいですね。
自分にLINEメッセージを送るなんてのも、いいかもしれません。(これは今思いついたけど我ながら名案!今度やってみよう・・・)

ネネガティブな部分を認めてあげる

ただ、この「自分への言い聞かせ」には注意点があります。

 

それは、決して「叱責」にならないようにすること。

「こんなことで落ち込むなんて情けない!」と非難したり、「他人の活躍を妬むような心の狭いことでは駄目!」なんて叱ったりすると、落ち込んでいる自分をますます傷つけてしまいますよね。

 

また、湧き上がってくる感情を「無かったことにする」のもNGです。

「うらやましくなんかない!」「私は、落ち込んだりしてないぞ!」なんて具合に、そこにある感情を無視したり無理に排除してしまうと、そのネガティブな感情は心の奥に押し込められ、知らないうちにジワジワと自分を蝕んでいってしまいます。

 

自分にとって好ましくない感情であっても、
「あー、うらやましい、妬ましいって思っちゃうんだよね」とか「あー、落ち込んでるなあ」とか、まずは認めてあげる。

その上で、「でも、○○さんみたいにできなくても、いいんだよ」って、言ってあげるんです。

この言い聞かせを、「バタフライ・ハグ」と共にできれば、なおいいです。

バタフライ・ハグで、自分を癒す

バタフライ・ハグというのは、「自分で自分を抱きしめてあげる」という、心理療法の一技法です。

ハグをすると、愛情ホルモンといわれるオキシトシンが分泌され、トラウマ治療に効果があるとされていますが、常に誰かにハグしてもらうということは難しいですよね。

そこで、代りに、自分で腕を自分の背中に回し、背中を優しくトントンしてあげるんです。

自分で自分に「ヨシヨシする」って感じでしょうか。

 

背中に回した手の様子が蝶の羽のように見えることから、バタフライ・ハグっていう名称になっているんだと思います。私は腕が背中に回しにくくなって、肩をたたくようにしかできないのですが、効果に変わりはないです。

小さな積み重ねで、心地よい自分へ


事あるごとに、「いいんだよ」と「バタフライ・ハグ」。
私は、これで少しずつ、自己卑下癖がマシになってきたように思います。

 

すごいなあと思える素敵な人を、純粋に素直に尊敬したり賞賛したりできる、そんな心地よい自分になるというのは、一回何かをやって魔法のように切り替わるというわけにはいきません。

だって、今の私は、いろんな経験の積み重ねから形作られてきたんだから。
ならば、これからの自分を作っていくのもまた、日々の小さい積み重ねなんだと思います。

 

今回は言葉とボディタッチを使った、セルフケアの紹介でしたが、ここにアート表現活動を組み合わせると、さらに効果が上がります。

長文になっていますのでこの記事はここで終わりますが、いずれ、アート・セラピーで羨望や自己卑下と付き合うための方法もご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

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