
生活の中で、頭で考えるよりも先に身体が反応してしまい、そのために困った事態になることはありませんか?
たとえば、
思い通りにならないと、すぐに暴言を吐いてしまう
居心地の悪い空気を感じると、その場から逃げてしまう
こういった身体的な反応は誰にでも起こり得るものですが、思考より速い反応であるために、改善するのはなかなか難しいのです。
あなたは、そんな困り感を持っているひとりではありませんか?
今回は、このような身体的な反応を軽減するための方法のひとつとして、アートセラピーをご紹介します。
瞬間的な身体の反応は、命を守るための仕組み

「まずい!」「困った!」という事態が発生したとき、瞬間的に反応してしまう・・・・
これは元来は、生物が危険に咄嗟に反応して、命を守るための仕組みです。
熱いやかんに手が当たってしまったときには、考えるより先に手がパッと離れますよね。
「熱いなあ。あ、やかんに触っちゃったのか。手を離さないとやけどするなあ。よし、手を離そう」なんて思考していたら、大変なことになります。
だから、瞬間的に身体が反応すること自体は当たり前なんだけど、
困るのは、些細なことや、気にしなくてもいいことだとわかっている事態にも過剰反応してしまうことです。
瞬間的な身体の反応は、心理面での対策では変えられない

「嫌だ!」「怖い!」などの状況に対する困った反応。
これを「次はがんばるぞ」と決心したり、「大丈夫」と言い聞かせたりしても、改善はしません。
誰かに「こんなことではダメだよ」と叱られたり、「心配しないでいいよ」と励まされたりしても、効果はあがらないでしょう。
なぜ改善しないのかというと、これは身体的・本能的な反応だからです。
例えば、不意に大きな音が聞こえたら、誰でも身体がビクッとします。「大きな音がしてもびっくりしないぞ!」と決心しても無理なのは、わかりますよね。
身体の反応をいい方向へ変えていくには、身体にアプローチする必要があるのです。
近年は、心理療法の場においても、身体への働きかけの重要性がますます認められるようになってきています。
そこで、今回は、身体へのアプローチ方法のひとつとして、アートセラピーをご紹介します。
アートセラピーとは

アートセラピーは、創造的な表現を通じて心と身体のバランスを取り戻すための手法です。
具体的には、
色を塗る
粘土や紙粘土を使う
くぎを打つ
など、ありとあらゆるアート表現活動が、アートセラピーでは活用されます。
身体的な反応の軽減にアートセラピーが役立つ理由

アートセラピーが身体的な反応の軽減に役立つ理由は、創造的な活動が身体を動かし、感覚を刺激するからです。
絵を描く、粘土をこねるなど、これらの活動はすべて、手や体を使った動きを伴います。この身体的な活動が、自律神経を整え、心の安定を促すんです。
そして、アートセラピーは、難しい技術や特別な才能を必要としません。誰でも気軽に始められる活動です。
ぜひ、日常の中にアートを取り入れて、心と体の健康をサポートしてみてください。
アートをセラピーとして使うためには
アートセラピーは誰でも気軽に、簡単にできます・・・とは言っても、
自分の状態に、どのようなアート課題が適しているのかというのがわからない!と思われる方が多いことでしょう。
私はアートワークセラピスト・公認心理師として、アートワークをご紹介することができます。関心がある方は、「お問い合わせ」ページからお気軽にご連絡くださいね。

