悲しみを無視することは、心をさらに傷つける・・・

心が深く傷ついたとき、
例えば、大切な誰かとの死別・・・・
あなたは、その悲しみの日々を、どうすごしますか? 

 

その悲しみと向き合わなくて済むように、
仕事や、家事や、いろいろな用事を、これまで以上に引き受けて、
忙しく自分を駆り立ててしまう・・・
そんなことをしていませんか?

 

実は、
「忙しくすることで忘れようとする」という対処法は、
役に立たないどころか、むしろ全くの逆効果。
あなたの心をさらに痛めつけ、むしばんでしまうことになるのです。

 

今日は、
悲しみをどう扱ったらいいのかをお話します。

子どもを亡くした家族のストーリー

 

ある日突然、事故で子どもを失った家族がありました。

両親は、通夜や葬儀で多くの人と接するなんて、とても耐えられないと思いました。
だから、通夜は行わず、葬儀も家族だけで手短に済ませました。

そして、人前で涙を見せることなく、
この苦しい日々を、どうにかして自力で乗り越えようとしたのです。

これまで以上に仕事に打ち込み、さまざまな活動に奔走しました。

 

でも、半年後、母親は、精神病に近いほどの深刻なストレス症状をきたします。
家族の間にはいさかいが増え、些細なことで責めあうようになりました。

 

 

そして、長い年月を経て、やっと悟るのです。
あのとき必要だったのは、
休むこと、泣くこと、悲しみを共有することだったのだ  と。

 

悲しみを無視することは、心の傷を長引かせる

 

悲しみを心の奥に押し込めても、消えるわけではありません。

目を向けてもらえなかった想いは、よどんで溜まっていきます。

蓄積された悲しみは、じわじわと心を蝕んでいくんです。

 

ときどき、「汚部屋」のことをTVやネットニュースなどで見ますけど、あの状態だと思ってください。

 

 

ゴミを袋に詰め込み、部屋の隅に押し込んだって、外にださないかぎり、ずっとゴミはそこにあります。

部屋がどんどん汚くなり、汚い部屋には帰りたくないから、外で忙しく過ごす。
でも、それでは何にも解決しません。

 

心だってそうなんです。
悲しみ、苦しみが襲ってくるとき、
見て見ぬふりをするのではなく、ちゃんと、外に出してやることが必要です。

 

 

 

「悲しむ時間」を設定しましょう

 

悲しいときに泣くのは、自然の自浄作用です。

 

といって、ところかまわず感情をあらわにするのは、さすがにはばかられる。

 

だから、「泣きたくないのに、うっかり泣いてしまう」ではなくて、
あえて、わざわざ「泣く時間」を、設定するのです。

 

 

生活のペースをゆるめましょう。
時間を取って、休みましょう。
そして、想いを外に出しましょう。

もちろん、想いを出すのには、時間や場所、相手を選ぶ必要はあります。
ゴミだって、好き勝手に外にボンボン出したら、それは不法投棄ですもんね。

 

 

だれか信頼できる人に、話を聴いてもらいましょう。
アドバイスなんかしないで、ただ話を聴いてくれる人。そんな人が、あなたにはいますか?
場合によっては、カウンセラーなどの専門家を頼るのもおすすめです。

 

今日の記事は、「死別の悲しみを癒すアドバイスブック」を参考にお伝えしました。
よかったら、こちらの本も読んでみてくださいね。

 

私も、心が傷ついたときに、サポートする場を提供しているひとりです。
よかったら、声をかけてくださいね。

 

 

喪失をテーマにしたおすすめの本の記事も、よかったらご覧ください。

 

 

 

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