
日々の生活の中で、周りの意見に合わせたり、自分の感情を後回しにしてしまうこと、ありませんか?
そんなあなたに、美術館での体験をおすすめします。なぜなら、美術作品の前に立つときには、自分の感じたことを自由に受け止めていい、そんな特別な時間が訪れるからです。
今回の記事では、塩田千春さんの展覧会を紹介しつつ、自分らしい感じ方を大切にして生活することについてお伝えします。
美術鑑賞は、難しい?

「美術館って、敷居が高い場所に思える。」
そんなふうに感じたことはありませんか?絵画や彫刻、インスタレーション作品…知識がないと楽しめないんじゃないか、とつい身構えてしまうこともあるかもしれません。
また、美術展を訪れると、作品の横に書かれた解説文や音声ガイド、他の観覧者の会話に耳を傾けてしまうことがあるかもしれません。それ自体は決して悪いことではないのですが、時には、そうした「外側からの情報」に頼りすぎてしまい、自分の感じたことを置き去りにしてしまうこともあります。
でも実は、美術鑑賞は「知識」よりも「感性」が大切。
特に、自分らしい感性を育む素晴らしいきっかけになるのです。
塩田千春「つながる私」展
12月初旬まで、大阪・中之島美術館では、塩田千春さんの展覧会が行われていました。
この作品は、写真でその印象を伝えることはほとんど不可能なのですが、いくつかご紹介しますね。

天井から吊り下げられた赤い糸の間を通り抜けていきます。


広大な空間に張り巡らされた白い糸。その中央には、雫の滴る水場があります。
作品が放つ強烈なエネルギー。空間全体が何かに包まれているような感覚。
その中に立ったなら、あなたはどんな感情を抱くでしょうか?孤独、希望、圧倒、安心感…。それがどんな感情でも構いません。それが、あなた自身の感じ方なのです。
「私」とつながる

今回の塩田千春さんの展覧会タイトルは「つながる私 I to Eye」でした。見ることを通じて、私自身とつながる。ただ自分を感じる、そんな体験を与えてくれる展覧会でした。
他の人がどう思ったか、どう解釈したか、それも大事な視点かもしれませんが、もっと大切なのは「自分はどう感じたか」です。その直感を信じて、言葉にできなくてもいいから心に残してみてください。
自分の感じ方を大切にする
自分の感じ方を大切にするという行動は、誰かに合わせたり、周りの意見を優先してしまいがちな日常とは違う体験をもたらしてくれます。「自分はこれでいいんだ」と、少しずつ思えるようになるはずです。
「誰かの見方」ではなく「自分の見方」を探す時間。それは、あなた自身との対話の時間です。
ぜひ、自分を大切にする機会として、美術館を活用してみてくださいね。
最後に、中之島美術館のHPへのリンクを貼っておきます。