新年のコラージュ:心の深層からやってくるビジョン

年始や年度替わりなど、節目の折には、誰しも「抱負」を考えたくなりますよね。

この記事では、「コラージュ」というアート手法を使って、自分の無意識層からのメッセージとして「本当の気持ち」に沿った抱負・ビジョンを考える方法についてお話します。

「私が本当に願っているのは、こういうことなんだ!」ということに気づくことができる方法、読んで、是非試してみてくださいね。

コラージュで抱負を考える

ここ数年は、私は、新年を迎えると、「今年1年を、どんな年にしたいのかな~私は」という気持ちで、コラージュを作るのがお気に入りの年始行事になっています。

コラージュとは、様々な切り抜きを寄せ集めて貼り合わせるアート手法です。

美術史的には、ピカソらが取り組み始めてメジャーになったらしいですが、心理臨床の場面でも、手軽に取り組めるアートセラピーの手法として定着しています。

私が最近気に入っているコラージュ素材は、映画のチラシです。

映画館に行くと、近日公開予定の映画チラシがたくさん並んでいますよね。私は映画館に行くと、必ずそれを持ち帰ってストックしています。(もちろん、1枚ずつしか取っていないですよ!)

映画のチラシは、その物語の雰囲気、世界観を伝えるような写真で構成されています。
でも、コラージュの素材として使うときには、その映画がどんなストーリーなのかということは無視して、見た目だけで選びます。

無意識層の「私」からのメッセージ

選ぶときには、「素敵だな、綺麗だな」と心惹かれる写真を選んでいくことになるのですけど、ときには、「好きってわけじゃないけど、なんだか気になる」というものを選ぶのが、けっこう大事だと思っています。

「自分が写真を選ぶ」というよりも、「写真に自分を選んでもらう」という感じ。「写真が、私を呼んでる」とでも言いましょうか・・・。

「自分で選ぶ」だけだと、現時点で意識していること、知っていることだけでのコラージュになります。それはそれで、悪くはないのですが、

「理由はわからないけど、好きでもないけど、どうも気になる」というものは、自分の無意識層からのメッセージです。そこには、未知の可能性、まだ発揮できていない潜在能力、重要な転機・・・などが含まれている、と言っていいと思います。

年始のコラージュ:2023

さて、2023年初めの、私のコラージュは、こんな感じ。

すみません、画像がぼんやりしているのは、わざとです。実はコラージュ作品を公開するのは、著作権の観点からいうと難しいところがあるらしくて、映画の関係者がわざわざ訴え出ることはなかろうとは思いましたが、ちょっとボカシを入れることで保身を図りました。

このコラージュでは、転機、覚醒、目覚め・・・のイメージが集まったように思います。きっと、「新しい私」が生まれるような年になるんじゃないのかな?

左右に出っ張っているのは翼です。制作翌日に眺めていたら、なんだか羽ばたかせたくなって、追加しました。

羽根をつけてから、「そういえば写真の中にも、羽根を着けているのがあるな」って気づきました。上の方に、羽根を背中につけた子どもが躍っている写真があるのが見えるでしょうか。これは、性別違和を持って生まれ「女の子として生きたい」と願う子どもと家族の物語から取った画像です。世間とか人のしがらみとかを超えて、しなやかな自分でありたい…そんな感じでしょうか。

私が「無意識層の私」から受け取ったもの

「好きなわけじゃないけど気になって選んだ」ものはふたつあります。

ひとつは、右上の赤い服の女性。服を着てるは着てるけど、ガバーッとはだけてて、かなりセクシーな写真なのです。映画の内容的にも「欲望」とか「官能」とかがテーマになってるらしく、この映画を見たいとは、実は全然思わないのですが、この写真には、とても心惹かれました。なんだか、すごく自由で、自然で、大胆な感じ。自らの欲望に流されてみる、という感じなのかなあ。今の私にはない要素かなと思います。

なぜか気になった写真のもうひとつは、右下の時代設定不明な衣装の二人組です。仮面をつけて、刀を手にしています。映画の内容は、読んだけど忘れちゃいました。刀を持っているからには、戦うのでしょうけど、この写真、なんだかコミカルなんですよね。楽しそう。おふざけ感みたいなものがあるなと思うんです。こういう、お笑い・おふざけという要素もまた、私にはあんまりないところです。

というわけで、
コラージュの上部に現れたような目覚めや覚醒のためには、遊び心・楽しそうだなあという方向へ流されてみることが、大事なのかなあ・・・なんて、出来上がったコラージュから考えているところです。

無意識の「私」は可能性に満ちている

コラージュは、自分の無意識層からのメッセージだと言いましたが、言い換えれば、これは「本当は気づいているけど意識化できていない自分の願い」ってことなんです。

占いをしているわけじゃないし、降霊術みたいに何者かがお告げに来ているわけでもないんです。

ただ、言葉で「新年の抱負」なんて考えても、わかっていることしか出てこないじゃないですか。アートを使うことで、「本当の自分の願い、本当の気持ち」を見つけ出すことができる、そこがアート(今回の場合はコラージュ)の魅力だと思います。

このコラージュは、目につくところに飾って、1年を過ごすつもりです。

コラージュのすすめ

新年(じゃなくても、いつでもいいのですが)、節目のタイミングでのコラージュ、お勧めです。ぜひやってみてくださいね。

コラージュに関する記事はいくつか書いていますので、よかったら合わせてお読みください。

 

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