自分の中に秘められた創造性を育てる

大学時代の友人の個展に行ってきました。

動物や楽器、果実や花などが明るい色彩で描かれていて、幸せな気持ちになれる絵ばかりでした。

 

今日は、自分の創造性にアクセスする方法 について、この素敵な絵を眺めながら考えてみたいと思います。

 

絵を、どう始めるか

 

さて、作者に、制作過程について聞いてみました。

 

「決めてから描き始めるの?それとも、出発点だけ決めて始める感じ?」と尋ねると、

「その場その場で、出てくるんだよね」とのこと。

「たとえば、象を描くぞ、くらいは初めに決めるけど、
あとは描いてるうちに、ここにオレンジ色が欲しくなったなと思って、それから、じゃあ次はこれかな、って感じ。
だから、どうなるか全然わからない」と話してくれました。

 

 

つまり、こういうことです。

・ゴールを決めすぎずに、とにかく始める。 

・目の前に現れたものに応答する。

この応答を積み重ねていくことで、作品が形になっていくんですね。

 

豊かな創造性は、あとから生まれ出る

 

話を聞いて、うんうん、やっぱりそうかって思いましたね。
彼女の作品のめくるめく豊かさは、初めからそこにあるわけではないんです。
徐々に姿を現すものなんです。

 

 

自分が置いたその色・その形に触発されて、ひとつ、またひとつ、新しい何かが姿を現し、それがまた次の何かを生み出す・・・。

 

いのちの連鎖。

彼女の絵が命にあふれている感じがするのは、だからなんですよね。

 

決まっていたら、つまらない

 

彼女はまた、「そうじゃないと、つまらないもんね」とも言っていました。

 

次はどうなるか、そして最終的にどうなるのか、全部わかっていたら、つまらない。
第一、「すべて決めてから始めよう」なんて思っていたら、実際には何も始まらないのです。とにかく踏み出す。そこから何かが生まれ、動き出すんです。

 

創造力を育む秘密は、こうも言えるでしょう。

・「生まれ出てくる」と信用すること。
・ 生まれるものとの出会いを楽しむこと

 

描くこと・生きること

 

さて、ここまでは「絵を描く」ことについて話してきましたが、
ここで「生きる」という営みに置き換えてみます。

 

 

実は、人生と、絵の制作過程って、とてもよく似ているんです。

 

自分らしく生きるのは、とにかく行動を起こすことが肝心。

そのとき、「自分らしさって、何?」なんて考え込んでいたら、身動きできなくなっちゃいます。

そして、行動を起こせば、何かが動き出すから、その都度、出会うひとつひとつに誠実に対応していく。

 

こうやって、少しずつ進んでいくことが、「自分らしく生きる」ってことなんじゃないかなって思っています。

 

失敗したっていい

 

たしかに、どうしていいかわからず立ちすくんでしまうときもあるし、やってみた結果、「あーあ、失敗だった」ってことは、もちろんあるけど、

 

でも、失敗したっていいじゃないですか。

 

むかし誰かに聞いた言葉に「4割打てれば、一流のバッターだ」っていうのがありました。
つまり、野球でガンガンヒットを飛ばす強打者だって、打率は4割。ということは、6割は失敗しているんです。一流選手でもそうなんです。
人生において、まさか私が一流選手であるはずがない。失敗を恐れて棄権することの方が問題です。

 

 

どうなるかわからないけど、とにかく進む。混迷の毎日の中で、そんな元気をもらった「フルイミエコ展」でした。

 

 

アートの力を取り入れましょう

 

アート表現のことと、人生のこととを重ねて書いてきましたが、

 

造形表現活動に取り組むことは、硬直した心を揺り動かし、歩き出す力になります。アートに取り組むことが、人生の「練習」みたいな働きをするんです。私はそんな「アートの力」に、ずっと力づけられてきました。

 

あなたも、アートに励まされる、そんな経験をしてみませんか。

 

今回は、一流の画家の例を挙げてお話したのですが、

実はこのアートの力をもらうためには、いわゆる「上手な作品」を作る必要は全然ありません。むしろ「下手なんです・・・」とショボンとしているような方の方が、アートから生きる力を受け取ることが容易いと感じています。

 

 

このブログでも、取り組みやすいアートをご紹介していますので、ぜひやってみてくださいね。

 

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