
毎日の生活に疲れたとき、空しくなったとき・・・そんなときにおすすめのアートワークをご紹介します。
材料はティッシュペーパーと色ペン、これだけです。
「お遊び」として気軽に取り組めて、自己肯定感をアップできるワーク、ぜひやってみてください。
必ずハマる「ティッシュの点描アート」

私と、このワークの出会いは、小学校の図工専科教員の研修会で「おすすめの短時間教材」として紹介されたのが最初でした。(私は公立学校で図工・美術の教員を生業としています)
「これは面白いわ」と思って、授業でやってみたところ、ふだんは気が散りやすい傾向の子も、ものすごく集中して取り組んでいました。絶対ウケる鉄板ネタとして、私の中では不動の地位を占めています。
その後、栗本美百合さんの著書「学校でできるアート・アズ・セラピー」で紹介されているのを発見し、なるほどアートセラピーのプログラムとしても、とてもいいなと思いました。
以来、大人を対象としたアートセラピーの会でも、「ティッシュの点描アート」を何回もご紹介してきましたが、大人も確実に、はまりますね。「無心になれる!」と好評です。次々に新作に取り組む方もおられるし、逆に、1枚の作品に長い時間のめりこんでいる方もおられます。
作り方
材料も作り方も、とってもシンプルです。
1,ティッシュをはがして、1枚の状態にする
2,ティッシュを折りたたむ
3,色ペンで点を並べて打っていく
4,ティッシュを広げる
では、もう少し詳しく手順をご紹介していきましょう。
1,ティッシュをはがして、1枚の状態にする

ティッシュは通常、2枚重ねの構造になっています。これをそーっとはがして、薄い1枚にしてください。
ちなみに、箱入りのティッシュより、ポケットティッシュの方が、はがしやすいです。
2,ティッシュを折りたたむ。

半分折り、半分折り、半分折り、と3回折るのがおすすめです。
このとき、四角く折っても、三角形になるように折っても、それはお好みで。ぜひ折り方を変えて何度も制作してみてください。
3,色ペンで点を並べて打っていく

点と点が近くに並んで線のように見える、そんな感じで点を並べて打っていきましょう。
このとき、ハンコを押すような感じで、じっくりペン先を押し付けてくださいね。ティッシュの裏側までインクが浸透するよう、あわてずゆっくりと。
点を打ちながら、カーブしていったり、カクンと向きを変えたり、好きなようにペンを進めていきます。

4,ティッシュを広げる
たたんでいたティッシュを、破れないように、優しく開いていきます。
すると、おお!と自分で目を見張るような絵柄ができているはずです。

この作品では、開いてみると、思ったよりインクの染みが薄い部分があったんですが、気に入らないところがあれば、ペンで追加の点を入れればいいと思います。
完成した作品は、クリアフォルダに入れると、きれいに保管できますよ。けっこう次々に作りたくなるので、クリアポケットのファイルに挟み込んで、作品集にするのもいいですね。
効果① 日々の営みへのリスペクト

このアートワークは、日々の小さな営みへのリスペクトを生み出してくれます。
私たちの毎日は、小さな出来事の集積ですよね。一生忘れられないような感動とか、大勢の人に称賛されるような功績とか、そんな大きな出来事は、そうそうあるものではありません。
でも、そんな「点」のような日常のひとつひとつが、今の「私」を形作っているのです。
点と点が並んでいったら、こんな作品が生まれる。この「点描アート」のワークは、毎日の些細なことの積み重ねが、実はとても大切なものなんだなあということを可視化してくれるんです。
効果② 先の読めない人生への余裕

もう一つ、このワークが予想外の仕上がりになるというところも、魅力だと思っています。
このワークでは「こんな仕上がりにしたい」とある程度、予想を立てたり、計画的に進めたりしたとしても、ティッシュを開いてみたときには「わあ、こんなふうになった!」という驚きがあります。
これも人生に似ていると思うんです。私たちは人生の目的とか計画とか予定とかを考えて、日々を営んでいきます。でも、完全に予想通りの結果を作り出すことはできませんよね。
「ティッシュの点描アート」は、予想外の結果を楽しみにするという、人生への余裕のある態度を学ぶことができると思うんです。
アートの「遊び心」が心に効く

「人生への態度」なんて、大げさだなあと思うかもしれません。たかが「お遊び」のアートに、って。
でも、遊びだからこそ、学べることってあるんですよね。
遊びだからこそ気軽に様々な試みができ、失敗したとしても深刻にならずにすみ、遊びだからこそ心が開く。アートセラピーは、遊び心を味方につけて、「生きる力」を育んでいくことができます。
ティッシュの点描アート、手軽に、たいした準備なしに取り掛かれるものですので、ぜひ試してみてくださいね。
おすすめのアートワークは、他にもご紹介していますので、よろしければ合わせてご覧ください。

-2-e1673244446883-150x150.jpg)