アートで遊ぶ:自由な心を取り戻すトレーニング

 

自由に生きる。それは「自分の意志で物事を決めることができる」ということです。

でも、「自分で決める」って、けっこう怖いことですよね。

これでいいんだろうか。間違っていないだろうか・・・。

重大な局面で、悩みや迷いが生じるのは当然のことなんだけど、実はその悩みの大部分が「誰かの目」を気にするところから来ている…ということはないでしょうか。

今回は、「人目を気にする」という窮屈な檻を抜け出し、自由になるための方法をお話します。

「どう見られるか」ばかり気にしてしまうのは・・・

 

こんなことをしたら、叱られるのではないだろうか。誰かに馬鹿にされるのではないだろうか。こんな奴は駄目だと見放されるのではないだろうか・・・・

そんな不安にとりつかれ、「自分で決める」のではなくて「世間では普通、こうするものだ」と、世の中の規範どおりにふるまおうとする。

それはたぶん、「生存本能」から来ているのだと思います。

うんと幼い子どもの頃、私たちは、大人の関心をひかなくては生きていけませんでした。だから、子どもは次第に、大人に気に入られるような行動をするようになります。その迎合の程度は、それぞれ違うでしょうけど。

この世界で生きていくためには、大人の望んでいることは何かをさぐり、それに合わせていかなくてはならない。
例えば、黙っていると「いい子ね」って褒められ、話しかけると「うるさい」と怒られる環境だったら、子どもは「無口でいることが、この世界で生きるための必須スキルだ」ということを学び、自分から誰かに話しかけるということをしない人として成長します。

これは説明のために極端な例を出したのですけど、大なり小なり、人は誰でも「大人の目」を気にして育ち、「大人の目」が「周りの人の評価」「世間体」などを気にすることに発展していくわけです。

自分の意志を生かすこと、調整すること

もちろん、「他者目線」で物事を見ること自体は、悪いことじゃないです。これも、大切なこと。第三者の冷静な意見で状況が改善できる場合もありますよね。

また、何の抑制もせず、なんでもかんでも欲求の赴くままに行動するのは、単なるわがまま。人間として、よろしくない。

何ごともバランス、調和が大事です。

ただ、常に「自信が持てない」とか「自分で何かを決めるのは不安」という状態である場合は、抑制する力が強すぎるということです。

いつもいつも、自分を檻に閉じ込めているのは、苦しくないですか?

虚しくなったり、あるいは怒りを抱いたりしていませんか?

「自分らしさを発揮したら、私は受け入れてもらえないだろう」と、恐れながら生きていくのは、しんどくないですか?

自由になるための練習を、アートで


こんな不自由な私でいるのは、終わりにしたい。
そう思ったとしても、慣れ親しんだ思考回路から自分を解き放つのは、難しいものです。

この状態から抜け出し自由になるためには、練習が必要なんです。

 

自分の思いを素直に表し行動する心を育てるために有効なのが、アート表現活動です。好きなように、描いたり、材料を変形させたり、組み合わせたりすることが、「自分で決めて、やってみる」ことの練習になります。

なぜなら、アートには、正解も不正解もないからです。

何かの「お題」が出されたとして、それをどう表現するかは、10人いれば10通りの答えがあり、どれかが間違っているということはないのです。

アートの中では、ウサギが青くてもいいし、太陽が10個あってもいい。説明できないような謎の形でもOK。好きなようにしていいのです。

アートは、「こうやったら、どんな感じになるかな」という、色と形を使った実験です。実験遊びなんです。

実験には失敗がつきものですが、やってみて、うまくいかなかったとしても、誰かに迷惑をかけるわけじゃありません。注文を受けて販売する作品じゃないんですから。

 

実験として、遊びとして、アート素材と戯れる時間。その中で、私たちは無理なく、自分のことを自分で決める経験を積み、自由な心を育てることができます。

アートを試してみませんか

アートを使って、自由な私になる。そんな時間を、試してみませんか。

どんなアート活動ができるのか知りたい、やってみたい・・・と思われた方は、ぜひ「お問い合わせ」ページから、声をかけてくださいね。

私、名田文子は、アートを使って心の健康を促進させる心理療法「アートセラピー」を提供することができる「アートセラピスト」であり、公認心理師でもあります。お気軽にお問合せください。

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