
「自分を壊すこと」をやっていく。
安全圏で、ぜったい大丈夫なことをやっていれば失敗はなく、安定できるんだけど、
それじゃあおもしろくない。

先日、たまたま付けたラジオで、ミュージシャンの方が、こんなことを語っていました。
車の運転中に、途中から聞いて、最後まで聞き終える前に目的地についてしまったので、いったいどなただったのかわかりません。
リスナーが、伴奏のつけ方についての質問をして、それに対する答えとして語っておられたようです。
メモを取っていたわけじゃないので、文言も全然、正確じゃありませんが、
だいたいどんな話だったかというと、
音楽をずっとやってきて、この流れならこのコード、このキーだ。という、音楽づくりの法則みたいなものは、がっちり身についている。その流れの中で、すらすらと伴奏をつけることは難なくできる。
でも、それじゃあ、おもしろくないじゃないか。
「これやったら、どうなるのかな」と、新しいことをやってみたい。
自分を壊すことを、いつもやっている。
それが、すごくわくわくする。
だから、音楽を30年、40年と続けていられるんだ。
と、このようなことを、とても楽しそうに話しておられたんですよね。

「うわー、かっこいいなあ!」と思いました。
音楽のことじゃなく、生き方として、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。
こんな生き方がしたいって思いました。

といって、普段の自分にとって、「自分を壊す」って、なにをすることだ?っていうと、わかんないけど。
でもたぶん、それはちょっとしたことなんだと思います。
「自分を壊す」ったって、跡形もなく破壊することじゃない。
慣れ親しんだ、心地よい場所から、ほんの少しの「違うこと」。
たとえば、
家に帰るとき、いつもと違う道を通ってみるとか。
いつもと違うテイストの服を選んでみるとか。
これまで触れたことのないジャンルの本をめくってみるとか。
ちょっとしたこと。
子どもの頃は、たくさんの「初めて」を経験してきた。
あの頃のキラキラ・・・

小さなドキドキを感じながら日を重ね、
素敵なおばあちゃんになりたいと思います。