
思い通りにいかない毎日の中で、心が固まってしまったように感じる・・・あなたは、そんな経験はないでしょうか。
でも、そんなときこそ、外の世界に目を向けてみませんか。寒波ですべてが凍りついた景色の中に、驚くほどの美しさが潜んでいることに気づくかもしれません。
悲しみや苦しみの中にこそ生まれる美しさもある。今日は、氷の輝きを通して、そんなことを考えてみたいと思います。
凍りついた世界の美しさ

この写真は、最近、私の職場近くで撮影したものなんですが、
どうですか?めちゃくちゃ綺麗ですよね!
ここ神戸はそんなに寒い地方ではないのですが、この度の寒波では、屋外の水道管破裂を防ぐために、水栓を空けて夜を越したわけです。
そしたら、朝には、このような光景が生まれていたというわけ。スプリンクラーの水を、夜の間浴び続けていたんでしょうね。
葉も氷に包まれていました。

冷たい風に吹かれ身を縮めながらの通勤でしたが、一気に心が晴れやかになりました。
悲しみが生みだすもの

雪や氷は、冷たい空気と水が出会うことで生まれます。そして、その過程で繊細な結晶が形づくられ、光を受けるたびに宝石のように輝きます。
人の心も、そうなのかもしれません。
人生が思い通りにいかないとき、私たちは苦しみや悲しみに押しつぶされそうになります。何もかも止まってしまったように感じることもあるでしょう。
でも、そんなときこそ、実は心の奥で、これまでにない感情が生まれ、新しい視点が育まれているのかもしれません。
PTG:Post-Traumatic Growth

心理学に「悲嘆後の成長(PTG:Post-Traumatic Growth)」という概念があります。これは、深い悲しみや苦しみを経験した後、人は以前よりも強く、深みのある存在へと変化できるという考え方です。
例えば、大切なものを失ったからこそ、今ある幸せに気づけるようになったり、挫折を経験したからこそ、本当に大切な価値観に気づけたりするのです。
まるで、冬の寒さが氷の結晶を生み出し、その結晶が光を受けて輝くように。
私のPTG体験

私自身のことで言えば、私の人生の中で特につらく悲しかった出来事は、妊娠10週目での流産の経験でした。
妊娠の10%は、うまく育つことができず流産に至るそうです。その知識はあったものの、まさか自分が、その10%に当たるとは、思いもしませんでした。
流産って、まだ会ったこともない子との別れなのに、その喪失感の大きさといったら・・・我ながら衝撃でした。
でも、この経験を経て、「生まれること、生きていることは当たり前じゃないんだな」ということが、心に染み入るように感じられるようになりました。
二度と経験したくないことですし、悲しみが消えるわけでもないのですが、
あの別れの経験があったからこそ、いのちの尊さがよりいっそう輝いて、豊かに感じられるようになった気がしています。
美しさと出会うために

氷の美しさを見つけるには、ただ家の中で寒さを避けるだけでは気づけません。思い切って外へ出て、冷たい空気を感じ、凍った世界に目を向けたとき、初めてその神秘的な輝きに出会えるのです。
悲しみや苦しみの中にいるときも、同じことが言えます。
自分を守るためには、じっと閉じこもっていることが必要なときもありますよね。でも、ほんの少し外へ踏み出してみることで、ふと心を動かす瞬間に出会えるかもしれません。
たとえば、散歩に出ること。
美術館へ足を運ぶこと。
好きな音楽を聴きながら窓を開けてみること。
そうした小さな一歩が、凍りついた心を照らし、隠れていた美しさに気づくきっかけになるのではないでしょうか。
あなたの中に生まれる輝き

冬が厳しいほど、春の訪れが待ち遠しくなるように、
人生の中で感じる苦しみや悲しみもまた、次に訪れる希望や喜びの準備なのかもしれません。
「悲嘆後の成長(PTG)」が示すように、悲しみや苦しみは、私たちを以前よりも豊かに、強くする力を持っています。
今はまだ、その変化に気づけないかもしれません。でも、あなたの心の中では、すでに氷の結晶のような輝きが生まれているのです。
もし今、人生が思うように進まずに立ち止まっているのなら、
どうかそっと外の世界を見てみてください。そこに広がる美しさが、あなたの中の光を映し出してくれるかもしれません。
輝きをみつけるアートワーク
最後に、もう一つ提案を。
実際に、氷や雪の美しさに自分で出会いに行くのが一番だけど、
凍えるイメージが美しく見える写真や動画を検索して、スマホなどに集めて手元に置いておくというのも、手軽にできる「癒しのワーク」になると思います。
さらに、探し出した写真を使って、コラージュをしてみるのもお勧めです。
コラージュは手軽にできて、自分で自分の心をケアすることができる、とてもいいアートワークです。
アートを使ったセルフケアに関心がありましたら、「お問い合わせ」ページから、ぜひ声をかけてくださいね。
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