
吹き戻しを知っていますか?
名称は知らなくても、誰もが絶対見たことがある、このおもちゃです。

今日は、この「吹き戻し」から、「息抜き」について考えてみたいと思います。
吹き戻しの里
最近、淡路島へ旅行に行きまして、そこで「吹き戻しの里」という施設に立ち寄りました。
淡路島では、全国に流通している吹き戻しの8割が生産されているのだそうで、こちらはその制作体験施設です。施設の外見的には、「え、ここですか?」って感じなんですけど、なかなか楽しめる、お勧めの立ち寄りどころです。
吹き戻しの作り方
体験では、ひとり6本の吹き戻しを作ることができます。
といっても、パーツはすでに出来上がっています。口の部分と、吹き戻る紙の部分とを接合する、最終工程を体験します。
最初に、使いたいパーツを選びます。いろんな色と模様があって、組み合わせを考えるのが楽しいです。

次に、紙のパーツに、「巻き癖」をつけます。ピンと引っ張りながら、棒に沿わせてシュルシュルと数回、しごくような感じです。

クルクルと巻いた形になったら、口のパーツにテープで留めます。
これで完成!
吹き戻しで健康増進
吹き戻しは、健康増進のためのグッズとして最近注目されているそうです。
健康増進に吹き戻し???って思うかもしれませんが、呼吸って、生物としての生きる力の根本ですよね。呼吸の仕方がよくなれば免疫力が上がるし、心の安定にもつながります。
でも、呼吸って、24時間いつも無意識にしているものだから、たまには意識的に呼吸の仕方をコントロールして練習してみることが役立ちます。
吹き戻しって、簡単なようで、実は以外に吹き方にコツがいりますよね。息の強さとか、息が横から漏れないように吹き込むとか・・・つまり、意図的に呼吸をコントロールすることが必要になる、優れたグッズなんですね。吹くときの強度を増した呼吸トレーニング用の吹き戻しも売っていましたよ。
呼吸トレーニングとしての遊び
私は、発達障害の子どもたちの支援にもかかわっているのですが、発達障害のある子どもたちは原始反射が強く残っていることが多く、その改善のためにも、呼吸トレーニングは有効なんです。(原始反射って何?という話は、また別の機会に)
そして、子どもたちの支援は、「トレーニングです!!」という堅苦しいやり方ではなくて、楽しい遊びとして行うことが必須。そこで、私は普段から呼吸遊びをよく子どもたちとやっているんですけど、
今回はさっそく、吹き戻しを使った遊びを一緒にやってみました。その名も「吹き戻しキック」。
机の上にピンポン球を置いて、吹き戻しをフッと吹き、吹き戻しの先っぽでピンポン球を「キック」して転がして遊びました。うまくヒットすると、けっこうおもしろいです。
ちなみに「吹き戻しの里」では、小さなゴルフコースが設置されていました。でも、普通に机の上で球を転がすだけでも充分楽しめます。
呼吸のコントロールが難しいケース
とても楽しかったんですが、呼吸コントロールが苦手な子どもは、やっぱり苦戦していました。
そのうちのひとり、Aちゃんは「今だ!」というその瞬間に息を吹くことが難しかったのです。ピンポン球に「さあキックだ」という瞬間に一気に吹くのではなくて、彼女は、口に吹き戻しを加えたらすぐに「ふううー」と息を入れ始めて、ずっと吹いていたのです。
その結果、息が続かない。
長く吹いているから、弱い息にしかならない。肝心な時には、吹く息が止まってしまう。
その上、ずーーーっと吹いていたものだから、呼気の湿り気で、吹き戻しが破れてしまいました。
おお・・・そうなるのか~💦と彼女の課題の新しい面が見えたわけなんですが・・・
ちゃんと息抜きできていますか

でも、みなさん、実は、普段の生活で、似たようなことをやっていませんか?
私は、振り返ると、けっこうAちゃんの吹き戻しと同じような生活になっているかなーという気がしたんです。
いつでも何かしら忙しくしていて、息抜きができていない。(そういえば「息抜き」という言葉があるのって、とても実際的ですね)
ここだ!という瞬間に、思い切って動くことができない・・・・

あなたは、「ここだ!」「今だ!」というときに、エネルギーを注ぐことができていますか?
そのために、力を出さずに「抜く」という時間をつくることができていますか?
こころもからだも、ずっと頑張り続けることはできないし、休むこと、抜くことも大事。抜く時間を持つことで、英気をやしなうことができます。
あなたは、自分を休ませることができていますか?
吹き戻しで息抜きしよう

からだと心は繋がっています。
ぜひ一度、吹き戻しで「瞬間的にエネルギーを出す」「合間には抜く」というトレーニングを試してみてください。
吹き戻しを使うと、見た感じがちょっと間抜けな感じになるので、笑えちゃう。それも効用のひとつかなと思います。
「吹き戻しの里」では、紙の癖のつけ方で、吹いた紙がお辞儀をするようにする方法だとか、面白い技も教えてもらいました。そんな、役に立たない面白さを味わう時間ていうのも、大切かもしれませんね。
「役に立たないお楽しみ」として、上手を目指さないアート制作もお勧めです。私は、気楽なアートで心をほぐすアートセラピーの時間を提供するセラピストです。関心があれば、「お問い合わせ」から声をかけてくださいね。
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