フォーカシング:私を勇気づけてくれる、心の対話

最近、フォーカシングを学び始めました。
自分の内面にフォーカスする時間は、自分が抱いている感情や想いに新しく出会い直す、とても興味深いひとときです。

今回の記事は、私のフォーカシング体験記録です。
先日のワークショップのお題は「会いたい人」でした。

「会いたい人」フォーカシング体験

今回は時間が短いこともあって、「深刻なケースにはしないで、『会うと元気が出そうだな~』という人に会いに行く設定にしましょう」と講師の先生。
過去に実際に出会った誰かでもいいし、身近な人でもいいし、歴史上の著名人とか、物語や映画などの架空の人物でもよい・・・ということで、

私が選んだのは、マザー・テレサ

尊敬している人のトップ1が、マザーテレサなのです。

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もちろん有名な方なので皆さんよくご存じだと思いますが、マザー・テレサは、インドで極貧の人々に生涯仕えた修道女です。
たったひとりでスラム街に移り住み、誰からも疎まれ無視されてきた人々のために活動を始めたんですよね。
悪臭がして蛆虫がたかっているような、瀕死の人の身体を拭いて清め、安らかに死んでいけるように寄り添いました。
そしていつしか多くの同労者、賛同者を得て、インド以外の多くの国でも彼女の働きが継承されています。

 

すごいなと思うのは、それを、「助けてあげています!!」というのではなく「この人の中にイエス・キリストがおられるのです」と、敬虔に、「仕える」という姿勢で行ったというところです。

また、壮絶な現実を前に「自分には無理だ」と絶望してしまうことなく、「まず一人を助けることから」と、小さなことをひとつ、ひとつ淡々と、忠実にされたというところも、尊敬している点です。

 

さて、フォーカシングですが、
まずは、上記のような、マザーテレサをどんな人だと思うかという語りから始まりました。

 

その後、「では、マザー・テレサのことを思うと、どんな感じがあなたの中に湧いてきますか?身体の感じとか、イメージとか・・・例えば、胸があたたかくなるとか・・・」という教示がありました。

うーん・・・
あたたかい・・・という感じもあるけれど。

 

しばらく自分の内側をさぐってみると、見えてきたのは、暗闇の中の二つの灯りでした。

 

ひとつは、天高く、遠くに煌々と輝く灯。
それは目指すべきところを示す光のように感じました。たとえて言えば、大海原を旅する人が北極星を目印にしたり、あるいは灯台の灯を目指したりするような感じです。
ただ、私の中に見えてきたのは、明るく輝く月のようでした。

 

もうひとつ見えた灯りは、
私の足元、一歩先を照らす、ぼんやりした光です。

とりあえず、今この一歩だけは踏み出せる。そのための灯りだと感じました。
そして、この灯りは、どうも懐中電灯か何かで自分が照らしているのではないようなのです。

 

(この絵は、帰宅してから、イメージを絵にしてみたものです。)

 

今見えているのは、私のこれからの人生じゃないかなと思いました。

ゴールはあそこだ。それは見えている。あそこをめざせばいい。

でも、私は、どうやら地図はもっていないようです。そして、辺りは真っ暗で、周囲の景色も見えない。
だから、到着までにたどるのがどんな道なのかは、全然わからないのです。まっすぐなのか、曲がるのか、平坦なのか。もしかしたら荒れた岩場かもしれない。

だけど、とりあえず、一歩は進める。
確信を持ってずんずん進んでいく歩みじゃないけど。
一歩どころか、恐る恐る踏み出すのは半歩くらいの歩幅のような気がするけど。

 

「足元を照らす灯りがあれば自信を持って進める、と感じているんでしょうか」と尋ねられて、
「そうです」と一旦答えたけど、

よく考えると、自信というほどのものではないなと気づきました。
「たぶん、これでいい、かな?」「この一歩を進めてみよう、かな?」くらいの感じ。

イメージを、自分の生活と照らし合わせる

これを自分の現実の生活に当てはめてみると・・・

 

私には夢があります。
アートセラピーを使って、自由にのびのび過ごせる場を創り出すこと。これが、遠くに輝く光、私の目指すゴール。

でも、現状では、アートセラピーってまだ認知度が低いし、どこでどう生かしていくのかは、まだ見えてこない。
だけど、とにかく、今できることを、ひとつひとつ試していくしかないんですよね。
「これかな?「こっちかな?」の積み重ね。
フォーカシングの研究会に顔を出し始めたのも、「かな?」だし、仕事を休んで大学院で勉強を始めたのも「かな?」だし。

 

今私は、ほんとに、さぐりさぐり、「かな?」「かな?」の歩みを進めているところなんだなあということが、実感できました。そして、これでいいんだというふうにも、自然に思えたんです。

 

 

「そうよ。小さな一歩を踏み出そうね」
心の中のマザー・テレサが、私にくれたメッセージでした。

 

マザー・テレサが、祈りつつ進んでいったように、
私もクリスチャンなので、祈りを持って歩みたいと思います。神さまが足元を照らしてくださると信じて。

 

以上、私の「会いたい人」フォーカシング体験でした。

 

まとめ:フォーカシングのすすめ

フォーカシング体験記、いかがだったでしょうか。

時間を取って、自分が感じていることを感じ直す「フォーカシング」。

わかっているつもりでも、知らないことだらけの自分と出会う、すてきな方法だと思います。
あなたも試してみてはいかがでしょうか。

 

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